平成28年 熊本地震

 

4月14日以降の熊本県から大分県にかけての地震に被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

並びに地震で亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、ご家族の方に謹んでお悔やみ申し上げます。

 

4月14日の夜の9時26分、私は金沢八景近くの海沿いにいました。

最近、友達に誘われて始めた釣りをするためでした。

運輸倉庫やターミナル、工場の集まるところにいつも行きます。

友達より一足先に現地に到着し、竿や仕掛けの準備をしていました。

 

その時です。

 

工場の放送用のスピーカーから大きな声で、

「緊急地震速報、緊急地震速報」となりました。

 

 

 

その30分前。ぼくは現地に向かおうと保土ヶ谷バイパスに乗る時でした。

信号待ちをしている僕の車が何か揺れているような・・・。

橋の上にいるとき、すれ違うトラックの振動と重量で揺れた時のような感覚でした。

ここは地面の道路上だぞ、これは地震だ、と思いナビのテレビをNHKにして情報がないか確認しました。

ですが5分待っても何も言わず・・・。あれ?勘違いかな?と思っていたら、その5分後ぐらいに地震の速報。

 

震度2

 

え?車まで揺れてるのに?なにか変だな。

その上、速報も遅いな。なんでだろ?油断しているのかな?気を付けないと。気持ちが悪い日だな。

 

 

その30分後、工場の放送での緊急地震速報。かなりびっくりしました。少しパニックになりました。

「〜〜〜地方で、強い地震が発生しました。〜〜〜に気を付けて、速やかに避難してください。」
動揺している状態で冷静に放送を聞こうとしても反響と心臓の音でうまく聞き取れず・・・。

もしかして関東?神奈川?でも揺れてない?!どこだ?!わからない。あ!

 

そうだ、ナビでテレビだ!

 

急いで車のエンジンをかけ、ナビを起動。テレビを見る。チャンネルはさっきのNHK。確か、ニュース番組だったな。

 

先ほどの地震速報では淡々と話していた女性アナウンサーが一転、興奮と動揺気味で

「九州地方で熊本県で強い揺れを感じました!落ち着いて行動してください!!」

それを聞いたと同時に、外の放送でも「九州地方で〜〜〜」と聞き取れました。

 

熊本県のとある定点カメラの映像。

カメラが揺れで回転しています。

 

何だこりゃ!?

血の気が引いていくのが分かりました。

 

妻の両親は熊本県芦北出身なので、従弟や祖母や叔母などそちらにいます。

家は山間の斜面にあり、自然に囲まれた良いところにあります。

まずそこが無事なのか、心配になりました。

 

妻に電話をし、自信を知らなかった妻は義母に急いで電話をしました。

義母も出先でその状況を知らず、急いで芦北に電話をしたそうです。

でももうその時には電話がつながりませんでした。

 

その後、義母の姉から無事の確認ができたとの知らせを聞き、ホッと胸をなでおろしました。

 

 

 

いざ大きな地震が来たとき、心構えをしていたとしてもパニックになってしまうんだと思い知りました。

3.11の津波の恐怖を目の当たりにしていたので、海岸にいた時の恐怖。

体の芯まで寒気がしました。

 

北でも西でもおおきな地震が起きました。次は関東で起こっても当然でしょう。

あの地震ですら前震だったということで、16日で本震、その後の考えられない強さの余震。それが何回も。

本当に生きた心地がしないことと思います。

 

 

日本に住む以上、地震からは逃げられません。

ですので準備をしておきましょう。物資も設備も、何よりも心も。

 

市町村や国が地震に対して準備をしていたことで、3.11の時よりも迅速に対応が取れているように感じます。

津波が無いので3.11と比べられませんが、死者の数が少ないのは今までの大きな地震で、日本人が多くのことを学んできた結果だと思います。

やはり準備は大切だと痛感しました。

そしてこんな状況にも混乱や暴動など起こらず、整然と行動し、力を合わせて助け合える人たちが同じ日本人であることに誇りを感じます。

 

 

まだまだ余震は収まりませんので、安全に避難してください。

そして落ち着いた時には日本人の粘り強さを生かして、必ず復興しましょう!

 

 

 

 












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